奇形のクラゲ

実に実りの無い話

高熱のクラゲ

新型コロナウイルスのワクチンを接種しました。

一度目は拍子抜けしてブログを更新する気にもなりませんでしたが、二度目は情けないことに高熱に魘されています。

腕も肩より上は不自由で、ブログを書くしか暇の潰しようがないのです。

私は脳に穴が開こうが肺が壊死しようがピンピンしており、頑丈に生んでもらったことを両親に感謝しています。

が、どうやら今回は勝手が違うようです。

高齢者と比べ免疫の強い若者ほど、副反応が出やすいのだそう。

受験で生物学を齧った私には、何となくわかるようなわからないような。

接種後、またも拍子抜け。

夕方からいつもと変わらずスコッチを煽っていたのですが、どうやら様子がおかしい。

ようやく来たか、と感動し煙草に火を着けようとするのですが、風避けの左手が開かない。

仕方なく室外機に背を向け火を吸いますが、思うようには着きません。

漸く、これが副反応か〜〜〜〜〜と感じました。

思想は年寄りめいていても、体はまだ若やかなのだと安心。

解熱剤に手を伸ばし、タンブラーに残る酒で喉へと流すと、酷い眠気に襲われました。

食欲はいつもと変わらないがしかし、右手だけで作った鍋焼きうどんがゴム紐のように舌を過ぎました。

こんなことなら無理にホウレン草を切るのではなかった。

アンタらもし自分が大切なら、解熱剤と流動食のご準備を。

高熱のクラゲは、いつになく親切であります。